コロナ禍と騒がれる時代いろいろと間取りの事とかを考えたりします。

その中でかなりコンパクトな家ですが、リノベーション次第では面白い家になるのではないか？また、昭和57年以前の旧耐震基準の家に耐震等級1以上を取得して、住まい給付金・ローン控除の受けれるリノベーション物件をやってみたいとのことで始まったこのプロジェクトです。

工事前の間取り

まあいたって普通の間取りで1階が和室の2間続きとキッチンという昭和の間取り、2階は和室と洋間の2部屋で4Kという間取りでした。

そこで

北東角地、車は1台、コロナ禍ということで1階にリビングとは別にテレワーク等で使える洋室があれば便利じゃないだろうか？そしてここは将来の寝室として使って1階で暮らせるようにしたい。

でも対面キッチンと洗面所関係への動線は良いものにしたいとのことでこの間取りになりました。

当然耐震工事も必要ということで1級建築士に構造のこともチェック済です。

なのでキッチンのところに柱があります、これをうまく利用してカウンターを設けました。

ここでお子様の宿題をしてる様子見ながら料理をといった使い方も可能になります。

キッチンは窓を触りたくなかったけれども対面にこだわりたかったためにセパレートを選択しました。

これで小さな家ながらも二つのユニット併せて約3.5mのキッチンの長さを確保できましたので、標準的な家のキッチンよりも収納は断然多いと思います。

2人から3人家族が小さいながらも住める家になりました。

昭和57年以前の旧耐震の住宅でも安心して住んでいただけるように耐震工事も行い、それでいて同じエリアの新築よりも1000万円はお安く提供ができました。

今後は旧耐震基準でもまだまだ活躍できそうな家を令和でも通用するように工事して、安心して住んでいただける家をご提供できる自信になった家でもあります。

記事：坂本隆二

DATA

土地：99.33㎡（約30.04坪）　建物：木造瓦葺２階建　75.76㎡（約22.91坪）昭和54年4月新築

リノベーション工事内容

外部：エクステリア駐車スペース工事、庭木撤去、外壁補強・塗装工事、屋根塗装、上下水道工事、給湯工事、電気引き換え工事等々

内部：JIO検査済保証耐震工事、間取り変更、床張り替え、クロス張替え、キッチン新調、洗面・トイレ新調、浴室ユニットバス交換、コンセント追加工事、建具交換、下足入れ等交換、カウンター設置、照明器具工事等々

参考リノベーション工事金額：6,600,000円（消費税含む・家具照明器具含む）