愛媛のリノベーション

リノベーション

リノベーション施工販売例 ~懐かしさあふれる 青い屋根の小さな家~

最初にこの物件を見たときの印象は、小さくて少し古いかな、でも青い屋根も良い雰囲気だし、何とか再生できないかな?

そんな第1印象でした。

 

今回のリノベーションで最優先に考えたのは「耐震補強工事」でした。

昭和57年(1982年)以降に建てられた建物は、いわゆる『新耐震基準』に基づいており、それ以前の建物と比べて地震に強い設計がされていると一般的に考えられています。

しかし、実際には、昭和57年以降に建築確認を受けて建てられた家や、平成初期に完成した家でも、耐震工事の質が十分ではない建物が確認されています。

この物件は昭和51年4月に建てられたもので、新耐震や旧耐震といった基準が確立される前の住宅です。

そこで、1級建築士の監修のもと、建物内部をしっかりと確認し、耐震強度を高めるための改修を行いました。

この取り組みにより、購入者様が安心して住める住宅にし、さらに住宅ローン控除も受けられるように配慮しています。

 

工事はほんとに大変で梁の補強や筋交いの追加、金物でしっかり土台と接合する等の工事で、元々あるもののリフォームになるので手間と材料費は想定よりも掛かりました。

補助金受けてでも既存の住宅に居住の方の耐震補強工事の普及が進まないのも、コストや工事の大規模さや仮住まいを考えると分かる気がします。

しかし、今回この物件を購入いただいた方の一番の決め手が「耐震補強工事が施されている中古住宅で安心感があったこと」でした。

今の中古住宅へ購入を踏み出す方の一番のニーズはこの「耐震補強工事が施されていること」にあるなと感じ、実感した物件でもあります。

 

 

DATA

土地:125.66㎡(約38.01坪) 建物:木造瓦葺2階建 71.86㎡(約21.73坪)昭和51年新築

☆リノベーション工事内容☆

外部:外壁塗装、外壁一部タイル張り工事、玄関ドア交換、屋内給排水工事、給湯器工事、電気引き換え工事等々

内部:耐震補強工事、間取り変更、床張り替え、クロス張替え、キッチン新調、トイレ新調、コンセント追加工事、建具交換・追加、照明器具工事、防蟻工事等々

文:坂本隆二

 

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